マカロニ ウエスタンあのなつかしのマカロニウエスタンの映画、音楽、調べてみたい西部などたくさんの セルジオ・レオーネ
ウエスタン スペシャル・コレクターズ・エディション
???荒野の駅に降り立った、ハーモニカを持つ謎の男(チャールズ・ブロンソン)が荒野の駅に降り立ち、3人のならず者を射殺した。その頃、再婚相手を待つ農場主一家が、殺し屋フランク(ヘンリー・フォンダ)一味に虐殺され、その罪は無法者シャイアン(ジェイスン・ロバーツ)になすりつけられる。一味はさらに、到着早々にして新妻から未亡人となったジル(クラウディア・カルディナーレ)の命をも狙うが、そのたびに“男”に邪魔されていく…。
ウッディ・ストロード、ジャック・イーラムら3人のガンマンが、駅で誰かを待ち伏せしている。ストロードのハットに滴り落ちる水滴、イーラムの口の周りを飛び交うハエ、その水を飲み干すストロードとハエを撃ち殺すイーラム。列車が着き待ち人来ずかと思わせた矢先チャールズ・ブロンソン登場、シャレたやり取りがあった後の一瞬で決まるガン・ファイト、、、。正に映画的で、ため息ものの素晴らしさのファースト・シークエンスを観るだけでも一見の価値があるマカロニ・ウエスタンの大御所セルジオ・レオーネの渾身の力作。ねっとりと濃縮な映像のパワーと過剰なまでの俳優たちのクローズアップ、E・モリコーネのユーモラスな効果音に壮絶なガン・ファイトと、2時間45分!の時間を感じさせないケレン味のある演出、それでいて、どこか牧歌的で間延びしたユーモラスなムードが溢れているのがレオーネらしい処。レオーネの演出については、B・ベルドルッチ、J・ミリアス、J・カーペンターら豪華解説陣による音声解説が必聴モノ。ラスト、駅が完成し、一番列車を迎える人々の歓迎の輪の中心で働くクラウディア・カルディナーレの女性らしい強さと、珍しや極悪人を演じたヘンリー・フォンダの、決闘シーンでのピンと伸びた背筋の見事さも印象的だ。
1969年12月27日。この作品のオープニングシーンを大スクリーンで観て度肝を抜くかれたことはいまだに忘れられない。郷愁溢れるメロディーと広大で荒涼とした西部に登場するガンマン。そのワンシーンワンシーンはまるで歌舞伎のようでプロローグ、エピローグともに見事に詩情豊に仕上がっている。この作品はまさにレオーネ風叙事詩である。
最高です。ちょっとレオーネの自己満足的な映画かもしれないが。彼を一番に尊敬するタランティーノもこの映画をベースに「キル・ビル」を作ったらしいです。確かにこの二人には共通するものがあると思います。それは映画に対する愛です。その愛がこのような誰にも真似することのできない芸術作品を作り上げるのです。どちらかというと、この映画は、派手なアクションもなく地味で四人のドラマが淡々と語られていくだけなのですが。セリフのやりとりがないレオーネ独特のフラッシュバックと超クローズアップとエンニオ・モリコーネの音楽で一人一人の人物を表現することにレオーネ作品の意味があるのです。その上で本当に渋いけどいい映画だと思います。
レオーネ監督の西部劇はどれも本当に面白いが、本作は「夕陽のガンマン」と並んで僕の中では監督の最高傑作である。冒頭、主役の「ハーモニカ」が三人の悪党(互いに知り合いの様子)を前に「馬が一頭足りない様だぜ・・・」といわれて「二頭余分に連れてきたようだな」と平然と答えるところなど、「夕陽のガンマン」の冒頭でモーティマ大佐が銃で狙われている中、平然と自分の銃を組み立て、相手の眉間を打ち抜くシーン張りの格好良さである。また、レオーネ作品を見たことがある人なら分かるだろうが、最後の対決のシーンの撮り方のうまいこと!二人のガンマンの顔をクローズで撮ったり、あるいは砂塵が舞う中で向かい合う二人を離れて撮ったりと、巧みなカメラワークにモリコーネのすばらしい音楽がぴったりマッチした時点で観客はもうテレビ画面に見入ってしまう。「夕陽のガンマン」の口笛と並んで、この映画のハーモニカはモリコーネの数々の名曲の中でも特に優れていると思う。
たくさんの人に観て欲しい映画です。
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