ダミアーノ・ダミアーニ
群盗荒野を裂く〈インターナショナル版〉
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人気ランキング : 81592位
定価 : ¥ 5,040
販売元 : エスピーオー
発売日 : 2002-04-05 |
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パンを買うな。買うならダイナマイトを買え! |
「夕陽のガンマン」に出てウェスタンはつまらないと言ったジャン・マリア・ボロンテが「夕陽のガンマン」以降に出演したマカロニウェスタン。しかし、この映画はウェスタンではなくメキシコ革命の映画といった方がいいだろう。早撃ちのガンマンも出てこないし、決闘もない。復讐や賞金稼ぎがテーマでもなく、あくまで革命軍に味方する盗賊が主役だ。ジャン・マリア・ボロンテもこの映画のある意味政治的な面に惚れたのではないかと思われる。
ストーリーはジャン・マリア・ボロンテ(革命軍に武器を売る盗賊の首領)とルー・カステロ(盗賊に加わったアメリカ人の殺し屋)との友情をメキシコ革命の戦乱の中で描かれているが、並行して殺し屋ルー・カステロの本当の目的は何かといった謎が徐々に解けていきハードボイルド的な面白さも楽しめる。そして、本当のテーマは「本来の自分」、「本当の行き方」とは何かであり、主人公のそれに対する答えはラストの靴磨きの青年に吐く「パンを買うな。買うならダイナマイトを買え!」という強烈な言葉だ。
メキシコ革命を舞台にしたマカロニは「豹・ジャガー」等あるが、そこにはまだ決闘、賞金等のマカロニウェスタン特有の設定が散りばめられている。この映画はそのような設定を極力廃し、本能のままに生きた一人の男の生きざまを丁寧に描いている。これはもうマカロニウェスタンの範疇にはなく(マカロニウェスタンの枠を超えている)メキシコ革命映画と称しても良いように思う。
主人公ジャン・マリア・ボロンテの狂信的な弟を演じるクラウス・キンスキーがそれまでのマカロニウェスタン以上に印象的なのも観どころ。
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ウェスタンのイメージが覆された |
マカロニウェスタンについては、父が嬉々として観ているのを横目でチラ見した印象で
「カウボーイ」「早撃ち」「単純明快」
という感想しか持っていなかったのだが、
この作品を観て、おおいに感心し、ウェスタンというジャンルをしっかり観直してみたくなった。
まず、この作品には、正義の保安官もカウボーイも出てこない。
主人公は2人の男。ひとりは学が無く、野卑だが人情に厚い群盗の頭目。
もうひとりは、若造に見えるが、切れ者で腕の立つクールなアメリカ人。
メキシコ革命を背景に、対照的な2人の男の生き様が見事に描かれている。
謎が疑惑になり、疑惑が確信になって結末の衝撃!
絵的に、スーツとブーツと馬。剣呑な色気を感じるルー・カステルに
グッときた。
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凄くいいです! |
邦題は「群盗荒野を裂く」だが、もともとは「 QUIEN SABE ?」と言って意味は「なぜ殺すのか?」となるようです。 時はメキシコ革命。革命軍のリーダーのため政府軍を襲っては武器を奪うと言ったゲリラ的生活を仲間とともに繰り返している。男が、多くの死や、友の裏切りなどを通して自問自答していく哲学的な作品(だと個人的には思う)。主人公が最後に「パンを買うんじゃないぞ。ダイナマイトを買うんだぞ!」と貧乏な靴磨きの男に言って、その場から立ち去って行くところで映画が終わる。原題も、物語も、すべてはその台詞のためにある。ぜひ一度、マカロニファンならずとも見て欲しい映画です。